クレジットカードは日本国内だけでも1000種類以上ものカードが発行されており、どのカードが適切かという判断がつきにくいものです。特に、初めてカードを発行する社会人や、それこそ学生の方などはわからないことだらけでしょう。そんな方のために、本記事では学生をはじめ、クレジットカードを初めて作るという人にオススメのクレジットカードをいくつかピックアップして紹介していこうと思います。また、基礎知識も合わせて記載していますので、是非参考にしてください。
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クレジットカードとは
クレジットカードとは、その名の通り「クレジット=信用」を表すカードであり、商品を購入した時にあなたに変わってクレジットカード会社が料金を支払ってくれるカードのことです。クレジットカード会社は支払った代金をあなたに後から請求します。よって手持ちのお金がなくても、支払いができてしまうのが特徴です。
クレジットカード会社はあなたのことを「信用」してお金を代わりに支払います。この信用の度合いににょってクレジットカード会社が立て替えてくれる上限金額も変わってきます。公務員等、安定した職業に就いている人のほうが上限額が多いのが一般的です。
クレジットカードの作成は無料なのか
クレジットカードの作成にはお金がかかると思っている初心者の方が居るかもしれませんが、安心してください。作成にお金がかかるものも勿論ありますが、一般的には無料でカードを作成することができます。特に年会費無料と呼ばれているようなクレジットカードは発行費用や入会金、手続き金等の諸費用全て無料で済むことが多いです。こういったカードは完全無料で作成することができ、年会費も無料であればずっと持ち続けていたとしても費用がかかることはありません。
クレジットカードの支払い方法と手数料について
よくある質問として、クレジットカードを使用した際の手数料についてが挙げられます。買い物等でクレジットカードを使用した際、手数料をとられてしまうのでは?と思っている人も多くいると思いますがこちらも心配無用です。支払い方法が原則一括払いであれば、手数料は一切かからない場合が殆どです。また、2回払いでも手数料がかからないカードも多く存在します。
しかし、中には手数料が発生する支払い方法もあります。注意しておきましょう。
リボ払いや分割払い等の支払い方法を選択すると、手数料が上乗せされてしまうケースが殆どです。損をしたくなければ、また状況によってですが基本的にはリボ払いや分割払いは避けた方が良いでしょう。
クレジットカード初心者にとってかなり落とし穴となる仕組みなので、誤って損をしてしまわないように正しい知識をつけておく事が要求されます。
カード作成に必要なもの
クレジットカードを作成する際には主に以下の3つのものを用意しておくと良いでしょう。
・自分名義の銀行口座
・銀行印
・運転免許証および保険証等の身分証明書
クレジットカードに必要なものは案外シンプルです。必要なものはカードによってまちまちですが、最近では銀行印すらいらない楽天カード等のカードも増えてきています。より手軽にクレジットカードを作れる時代になってきたのかもしれません。
逆に特定の銀行口座を開設していないと発行できないカードもあります。
クレジットカードをもつメリット・デメリット
クレジットカードは実際に作ってみると非常に便利です。しかしながら便利な反面、もちろんデメリットも存在します。以下の表にメリットデメリットをまとめておきましょう。
メリット | デメリット |
---|---|
現金がなくても買い物ができる。 | セキュリティが不安。 |
ポイントが貯まる。 | 現金でないのでお金を使った感覚が無い。 |
カードを保有しているだけで特典が得られる。 | 複数回に支払いを分けると手数料がかかる。 |
カードによってステータス性がある。 | 審査がある。 |
インターネットでの買い物が簡単にできる事が多い。 | 盗難・紛失時の手続きが面倒。 |
国際的に使用できる。海外でも使える。 | 支払いが滞納すると信用が落ちる。 |
クレジットカードの不正利用が特に心配だと思いますが、安心してください。不正利用という事がわかれば、クレジットカード会社がその利用を補填してくれる仕組みを用意してあります。身に覚えのない請求が来ても落ち着いて対処すれば基本的に請求分は払う必要がありません。
学生がクレジットカードを作るために
学生がクレジットカードを作るためには、年齢によって作成フローが多少異なります。18~19歳の学生さんの場合は、カード作成に保護者の承諾が必要になってしまうので、親に黙ってカードを作成する…という事はできません。20歳以上の方であれば、自分の判断だけでカードの作成が可能です。しかしお金のことなので、学生であれば事前に親と相談して作成することをおすすめします。仕組みがわからずに発行してしまった場合、多額の請求が来る可能性もあるので注意しておきましょう。
学生向けのクレジットカードが存在する
クレジットカードの中には学生向けのクレジットカードというものが存在し、18~25歳程度の学生を対象にしたカードで、学生以外の人は対象のカードを作成する事ができません。また、学生であっても中学生や高校生はカードが作れないことに留意しておきましょう。
学生の種類 | 作成可否 | メモ |
大学生 | ○ | 原則全ての大学生が作成可能。 |
専門学生 | ○ | 原則全ての専門学生が作成可能。 |
短大生 | ○ | 原則全ての短大生なら作成可能。 |
大学院生 | △ | 作成可能であるが、年齢によっては制限あり。 |
高専生 | △ | 18歳以上に限りクレジットカードが作成できる場合がある。 |
高校生 | × | 原則全ての高校生が作成不可。 |
中学生 | × | 原則全ての中学生が作成不可。 |
なぜ学生向けのクレジットカードがあるかというと、学生は収入がないからです。収入がないということは基本的に信用がないということになるのでクレジットカードは使用できないはずですが、大学生等に関しては特例でクレジットが使えるようにしよう、そのために作成されたカードというわけです。
なぜ学生でもクレジットカードが発行できるのか
学生は保護者からの資金援助があるため、直接的な収入がなくてもある程度それが担保になっているイメージです。学生が支払いできない場合でも、保護者が支払ってくれるだろうという補償があるため、クレジットカード会社は学生にもカードが作成できるようにしています。
また、その学生が社会人になった時にも同じ会社のカードを使用する事が殆どなので、そのあとのことを考えての発行という理由もあります。社会人になっても自社のカードを使ってくれるのであれば、学生のうちに優良顧客として確保しておきたい、という思惑です。
オススメのクレジットカード
さて、以上のことを踏まえて初めてクレジットカードを作成する方にオススメのカードをいくつか紹介していこうと思います。
初心者にオススメなのは入会金・年会費無料でかつ、日々の買い物でポイントが効率的に貯まるものを選ぶのが良いと思います。
楽天を利用するなら「楽天カード」
楽天ユーザなら必ず持っておきたいのがこの「楽天カード」です。国際ブランドは
・JCB
・VISA
・MasterCard
の3つから選択可能です。楽天カードを使えばポイントがめちゃくちゃ貯まります。楽天市場だけでなく、通常の買い物でもポイントが貯まるのが魅力的なポイントです。ポイント加盟店であれば、通常の3倍ものポイントが貯まります。
溜まった楽天ポイントは楽天の各種サービスで利用できるほか、カードの支払いにも利用する事が可能です。
イオン系列のお店を利用するなら「イオンカードセレクト」
1人暮らしの大学生であれば、自炊や買い物等でイオン系列のお店を使う事があると思いますが、そんなときにお得になるカードがこの「イオンカードセレクト」です。このカードは入会金・年会費無料で、Webから簡単に申し込む事ができます。新規入会の際に数千円相当の入会特典が付属している時が多いのもお得なポイントです。
また、同時にイオン銀行に登録する事で、イオン銀行の口座を開設することができます。イオン銀行の普通預金金利は最大年0.12%であるので非常にお得です。(※普通預金金利は変動金利)さらにATM出金手数料が365日24時間無料なのもポイントです。振込の際も他行当てでも手数料が無料でお得な事が盛りだくさんです。
楽天カードと同様に国際ブランドは
・JCB
・VISA
・MasterCard
を選択する事ができます。
都心であれば「まいばすけっと」等で買い物をする機会が多いので、ポイントがざくざく貯まり非常にオススメできるカードの一枚となっています。
おわりに
主に学生が(初めて)クレジットカードを作る際に気をつける注意点と、おすすめのカードをいくつか紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。
クレジットカードを初めて作る際は何が何やらわからない事だらけですが、やってみると案外スムーズに作れたりするのでこの記事を参考にしながら是非クレジットカードデビューをしてみてください。
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