ジンバル、というものをご存知でしょうか?
簡単に説明すると「カメラのブレを0に近づける外部接続デバイス」の事です。
すなわち、スタビライザーを使うと驚くほど映像が滑らかになります。
僕は趣味で動画の撮影・編集をしているのですが、このスタビライザーは動画撮影の際には必須と言って良い程のアイテムです。
今回はこのジンバルの中でも人気を誇る「Zhiyun」社から販売されているCrane-Mについて使用感想とレビューをしていきます!
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スタビライザーとは
スタビライザーとは、カメラのブレをおもりやジャイロなどを用いて無くす外部接続機器です。電動のものと、そうでないものが存在し、電動でないものはおもりなどでブレをおさえるため機器の重さが重くなります。しかしその分安いです。
対して電動スタビライザーはモーターの力で強制的に補完し、ブレを0に近づけるため非常にコンパクトで軽いものが多いですが高価なものが多いです。
非電動スタビライザー | 電動スタビライザー(ジンバル) | |
価格 | 安価 | 高価 |
大きさ | 比較的大きい | 比較的 コンパクト |
重量制限 | 幅広い | モノによって制限がある |
価格の面を見れば非電動の方が良いように思えるのですが、非電動のものと電動のものではブレの補正具合が天と地ほど変わってきます。
電動スタビライザーは高価な分かなり滑らかな映像を撮ることが出来、カメラワークの幅も広く利用できるので、初心者の方でもスタビライザーを勧める時には電動のものをお勧めします。また、電動スタビライザーのことを「ジンバル」と言ったりします。
Zhiyun Crane-Mとは
今回紹介するのはZhiyun Crane-Mですが、先ずはZhiyun社がどういう会社なのか説明しましょう。
As one of the world’s leading tech companies of professional stabilization system, ZHIYUN provides worldwide customers with a comprehensive set of innovative solutions and devices that redefines the way people record life.
(Zhiyun-tech公式サイトより引用)
ZHIYUN(ジユン)の公式サイトには、
「ZHIYUNは、プロの安定化システムの世界有数のハイテク企業の1つとして、人々が人生を記録する方法を再定義する革新的なソリューションとデバイスの包括的なセットを世界中の顧客に提供しています」
と記載されています。即ち電動スタビライザーを専門に販売している企業で、本社は中国にあります。
近年の中国の技術は世界トップレベルで優れており、このスタビライズ技術も中国がリードしていると言っても過言ではありません。
そんなジンバル分野で世界に名を知られている会社が販売しているものの1つが「Zhiyun Crane-M」です。
これはZHIYUNが発売している一眼用ジンバルCraneシリーズの中で最もコンパクトで、ミラーレス一眼に特化したジンバルなのです。
ソニーのαシリーズや、panasonicのGHシリーズのミラーレス機をお持ちの方にピッタリのジンバルです。
Zhiyun Crane-Mの内容物(開封)
内容物を確認していきましょう。実際に開封してみました。
日本にZHIYUNのショップは無く、AmazonでZhiyunの商品を売っているインターネット直営店から購入しました。丁寧に梱包されています。
sonyのカメラに対応しているケーブルも付属していました。これはもともと付いているものなのか不明です。出品者により付属しているかどうかが変わってくるのではないでしょうか?
ZHIYUNのものでない他社のクリーニングキットまで付属。いい出品者の様です。使わさせて頂きます。
箱から中身を出してみました。素材はポリカーボネートの様な柔らかさと強度のあるものでできていました。ジッパー部分も完全防水で、雨に濡れても多少大丈夫な作りになっています。
筆者はZhiyun Crane-v2を以前に保有していたことがあるのですが、そのケースはかなり頑丈なハードケースで持ち運びが不便でしたが、Crane-Mはコンパクトでギリギリリュックに入るくらいの大きさだったので、非常に持ち運びしやすいかと思います。

近くで見るとこんな感じ。決して高級感は無いですがチープ感もありません。
正面にはZHIYUNのロゴが。うーん、イケてますね。
ジッパー部分にもロゴが印字されています。ケースがハードではないので重さを感じることはありません。ケースの軽量化に関して言えばかなり評価が高いです。
ケースを開封してみましょう。こんな感じです。内部には専用の型がクッションで型取られ、ジンバル本体がきれいに収まるようになっています。使用前と使用後で、いちいち組み立て・分解が必要ですがこれはジンバルを持つものへの使命だと思ってください。分解した方がコンパクトになるので、この仕様に関してはあまり文句を言うことができません。
Crane-Mの専用バッテリーです。恐らくこのバッテリーはv2のものとも同じだったような気がします。ZHIYUNのジンバルで共通のバッテリーなのかもしれません。1度に2つとも使用します。RoHSの環境に優しいバッテリーです。
バッテリーのチャージには専用のチャージャーが付属していますのでそれを用いて充電しましょう。micro-BのUSBケーブルがあれば大丈夫です。充電時には上のライトが赤く光り、完了したら緑色に変化します。
Crane-Mの持ち手部分の写真です。ジョイスティックとカメラ(電源)ボタン、そしてモード切替ボタンがあります。
モードの切り替えにはチルトを固定するモードと、パン・チルト両方を固定するモードがあります。また、モードボタンをダブルクリックで自由に角度を変更できる「フォローモード」、トリプルクリックで「自撮りモード」が搭載されています。
ジンバル本体は重量があり、質感もかなり高級感があります。壊れないように丁寧に使用していきたいものです。
ジンバルを使うとこんな映像になる
ジンバルを使うとめちゃくちゃ滑らかな映像が撮れます。例えば、こんな感じです。
海外の方のレビューが非常にわかりやすいです。
動画で見ても分かるように、通常のジンバルに比べてかなりコンパクトで使い勝手が良いです。
筆者も実際に使ってみて、v2との大きさの違いや重さの違いに感動しています…。
特に女性の方は重いものを持つより、軽いものを選んだ方がより良い映像になると思いますので、今使用しているカメラがミラーレス機なのであれば断然Crane-Mをオススメします。
Crane-Mを使用してみてのレビュー
上の動画を見て貰えれば分かるのですが、とにかく滑らかな映像が撮影できます。通常ではスライダーという機材を用いて撮影できないシーンも、このジンバルさえあればどうにかなる場合が多いです。
そして、なんといってもこの軽さがこの商品の売りでしょう。通常のジンバルと比較したらわかるのですがとにかく軽く、長時間の撮影でも耐えることができます。
モードも複数あり、パンやチルトを自在に操作できます。また、専用のアプリを入れればアプリからジンバルを操作する事も可能です。
調子が悪い時はこのアプリを使ってキャリブレーションをリセットする事も可能です。
デメリットとしては、「走りに弱い」という事です。これは意外とZHIYUNの商品のレビューに書かれないのですが、走りながらジンバルで撮影すると、わずかながら振動が映像に入ってしまうのです。ここさえ直してくれればこの商品は完璧なのですが…。
しかしながらこの安さでこの高性能は非常にコスパが良いです。結果的に良い買い物となったのは間違いないでしょう。
おわりに
Zhiyun Crane-Mについて紹介しましたが、いかがだったでしょうか。
数年前に発売されたものですが依然人気が強く、売り切れで在庫が無いというケースが多いモデルです。
Amazonをチラチラ調べつつ、在庫が入荷したのを見つけたら購入してみるのが良いでしょう。
しかし、粗悪品が届く場合もありますので出品者の評価を見てから購入するようにして下さいね!
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