近年のワイヤレスイヤホン市場の発展は特に目覚ましいですが、世界中で注目を浴びた製品があります。
その名も「Zolo Liberty」
かの有名なスマートフォン・タブレット関連商品で売り上げを伸ばしているAnker社が開発した、ハイエンド独立型ワイヤレスイヤホンです。(社名くらいはどこかで聞いたことあるはず…)
この商品はアメリカで有名なクラウドファンディングのプラットフォームである「Kickstarter(キックスターター)」にて多額の支援金を集めることに成功し、その総額はなんと3億円以上とも言われています。
そんな大注目のワイヤレスイヤホン「Zolo Liberty」について今回は紹介していこうと思います!
Zolo LibertyとZolo Liberty+
Zolo Libertyを知らない人の為に軽く解説しておきましょう。このイヤホンは完全無線の、Bluetoothで接続する独立型ハイエンドワイヤレスイヤホンです。また、Zolo Libertyにも2種類のモデルが存在し、ノーマルの製品である「Zolo Liberty」と「Zolo Liberty+」という2種類が展開されています。今回僕が紹介するのは上位モデルである「Zolo Liberty+」です。
Zolo Liberty+は、Kickstarterにて、25,000人超の支援者から、なんと目標額の56倍となる3億円以上の支援金を集めることに成功しました。一体何が凄いのでしょうか。
まず、接続の安定性。最新のBluetooth規格を用いることで届く音質も良く、低音も響きます。そしてイヤホンを長押しするだけで切り替えられる「周囲音取り込み機能」。Anker独自のバッテリー規格を用いた長時間再生に対応し、さらにケースに付属するバッテリーを使えば最大48時間、960曲もの音楽が楽しめるようになっています。
さらに、充電ケースから取り出すだけでスマホなどのデバイスと接続できるプラグアンドプレイのような機能も付いています。
ワイヤレスイヤホンの規格では独自の路線を突き進んだZolo Liberty+ですが、非常に便利な機能・性能が備わっており世界中の人々を虜にしました。
では、Zolo Liberty と Zolo Liberty+ の違いをまとめてみましょう
Zolo Liberty+ | Zolo Liberty | |
---|---|---|
価格 | 14,980円 | 7,999円 |
最大使用時間 | 48時間 | 24時間 |
防水機能 | IPX5 | IPX5 |
Bluetooth | Bluetooth5.0 | Bluetooth4.2 |
ドライバーサイズ | 6mm | 5.6mm |
周囲音取り込み機能 | ✔ | – |
音声アシスタント | ✔ | ✔ |
対応コーデック | AAC, SBC | AAC, SBC |
電源 | micro-usb | micro-usb |
紛失防止機能 | ✔ | – |
アプリ対応 | ✔(Zolo Life) | – |
連続再生時間 | 約3.5時間 | 約3.5時間 |
周波数特性 | 20Hz-20kHz | 20Hz-20kHz |
カラー | ブラック/ホワイト | ブラック |
Zolo Liberty+が優れている点
Zolo Liberty+がZolo Libertyよりも優れている点は幾つもあります。上の表にまとめていますが、簡易に説明すると
- 最大使用時間が大幅に増加(+24時間)
- Bluetooth5.0により音質向上+途切れにくくなった
- ドライバサイズの増加により音質が向上
- 紛失防止機能搭載
- アプリ対応
という点が挙げられます。
Bluetooth5.0は最新のBluetooth規格であり、4.0に対しておよそ通信速度2倍、通信範囲4倍という性能を誇ります。さらにドライバサイズが増加しているので、音質の圧倒的な向上が体感できます。
驚くべきはそのバッテリーの保持力です。ただでさえZolo Libertyではバッテリー最大24時間持つというバケモノ級の容量を持っているのですが、Zolo Liberty+ではさらにまるまる1日を足した48時間も持つという事でそのバッテリーの持ちを嫌というほど体感できるでしょう。事実、筆者もそのバッテリーの持ちには驚くばかりです。
また、周囲音取り込み機能やアプリ連携などが取れるのも上位機種である「Zolo Liberty+」のみに搭載されています。
Zolo Liberty+はこんな感じ。開封してみた。
さて、そんな高性能のZolo Liberty+ですが、今回実際に購入してみたので開封してレビューしていこうと思います。
箱はこんな感じで結構高級感ありました。黄色がモチーフカラーなので白と黄色でコミカルな印象も与えてきます。

側面もデザイン性あって良い。。。
裏面にはLiberty+のメイン性能が記述されています。途切れず続く高音質・最大48時間の音楽再生・周辺音取り込み機能・音声アシスタント機能です。裏面下部にはセット内容が記載されています。
アプリがダウンロードできる旨もここに記載されていました。
箱を開くと、クールなビジュアルと共に本体が出現します。傷つかないように緩衝材でしっかりと固定されていますのでこのあたりきちんと製品化されていて好感が持てます。
Zolo Liberty+の付け方ですが、Zolo Libertyと異なりイヤホン本体上部にも固定する部分があるのでフィット感は抜群です。差し込み、ひねる。これだけで驚くほど外界の音を遮断し、そして耳の内部にマッチします。走っても取れないくらいにはきちんとフィットする感覚です。
ケースです。ケースの蓋側面にはiPhoneのダイヤモンドカットを思わせる反射ラインがきれいにデザインされています。指紋が付きにくいマットに近い反射を抑えた材質も非常にgoodです。上品感が漂います。
こちらがイヤホン本体です。ZOLOというロゴがしっかり分かるようになっています。
ケースを取ると何やら注意書きが。使用前にケースおよびイヤホン本体をフル充電する必要があるようです。
イヤホン裏面はこんな感じです。LとRの記載があり、どちらがどちらの耳に対応しているかきちんと分かるようになっています。この形状を見て、耳にフィットするように作られたデザインであることが直ぐにわかると思います。重さは感じられず非常に軽い印象です。
こうして置いてみると非常に洗練されたデザインであることがわかります。黒だと非常に高級感がありますね。白もあるようですが、白はどうなんでしょうか?
箱の中身をもう少し見てみましょう。底部にはカナル部分のスペアや、イヤホンカバーのスペアが複数入っています。カナル部はカナル型イヤホンを使っていた人は無くした経験があるのではないでしょうか。このスペアが事前についているのはかなりうれしいというか、気の利く対応です!
上の部分にはクイックスタートガイドや広告、注意喚起の紙が入っていました。
ケースをもう少し細かく見ていきましょう。やはり高級感がありますね。中央部にはZOLOをモチーフにしたロゴがはっきりと示されています。
個人的にはこのエッジ部分がかなり好みです。メタリックで意外と反射するので洗練されたデザインです。
内部はしっかりとイヤホンが入るようにきれいに型取られています。ここにイヤホンをセッティングする事でイヤホンを随時充電することができます。イヤホンを使わないときはここに格納してケースごと持ち運びます。

イヤホン充電端子部分。若干金色で高級感があります。
差し込むとこんな感じにフィットします。イヤホンのライト部分が点灯し、充電されているのが一目で分かるようになっていますね。
2つセットしてみました。
大きさはこんな感じです。重さはやはり大容量バッテリーという事で大きさに対しては少し重量感を感じると思います。ただ、重たすぎるという感じはないので、若干重さがあった方が高級感も増して良いのではないでしょうか?
裏には規格のマークがズラリ。こちらは置く部分なのであまり目にすることはありません。
Zolo Liberty+に入っていた付属品としてケーブルも紹介しておきます。黄色ベースのmicro-usbケーブルで、これを使ってイヤホンケースを充電します。充電の残量は、ケース蓋を開ける部分の側面に表示されるライトで確認する事ができます。
Zolo Liberty+使用レビュー
実際に筆者が数か月使用してみて実感したメリットを紹介していきます。
数か月にわたって使用してきましたが、まずデメリットが存在しませんでした。強いて言うならば、やはり電波なので多少は音が途切れる部分があったところでしょうか。しかしこの現象もかなり稀に起こり、基本的には途切れず高音質で聴くことができるので不満はありませんでした。
何よりも、バッテリー
Zolo Liberty+を使用してみてめちゃくちゃ凄いと思ったのはやはりバッテリーです。最大48時間と謳っているように、一度フルで充電してしまうと1週間どころか使用状況によっては数週間持ちます。嘘ではないです。実際に使用してみて、Anker社のバッテリーの技術には驚きました。
充電するのも忘れてしまうほどバッテリーに関しては快適に扱えます。一般的な市場のワイヤレスイヤホンはせいぜいもって5時間ほどなので、このバッテリーの保持力の差はかなり大きいですね。
周辺音取り込み機能が素晴らしい
イヤホンと言えば基本的には音をクリアに聞くために「ノイズキャンセリング」という機能を搭載して、外部の音を完全に遮断するのですが、Zolo Liberty+はその逆を行き、「周辺音取り込み機能」なるものを搭載しています。この機能が意外と重宝するのです!
イヤホンを付けたまま友人の話を聞くことができます。周囲の音を取り込んでそれを増幅させてイヤホンに伝達するので小さな音でも拾います。しかし、拾った音にも上限が設けられているので聞いている音声や音楽を邪魔することは有りません。素晴らしいバランスです。
さらに、音質は非常によいので満足以外の感想はないでしょう。ノイズキャンセリングは搭載されていませんが、搭載したところでかなり密閉性があるので変わらない気がします。
イヤホンが絡まることが無い
ワイヤレスイヤホンの特徴です。コードが無いのでイヤホンをほどく手間が全くありません。さらに、装着したらすぐに接続される機能を搭載しているので接続する手間もかかりません!最高すぎる!
おわりに
完全独立型ハイエンドワイヤレスイヤホンである「Zolo Liberty+」を紹介しましたが、いかがだったでしょうか。
流石、クラウドファンディングで多額の支援金を集めた実力機です。
多くがメリットであり、デメリットは殆ど存在しません。ワイヤレスイヤホンの弱みでもあるバッテリーの問題をクリアしたことで最早言及する点もないくらいに完成度が高い商品です。
現在このイヤホンが購入できるのはAmazonのみとなっています。気になった方は是非購入してみてはいかがでしょうか。
Zolo Liberty+ (Bluetooth 5.0 完全ワイヤレスイヤホン) を見てみる
最後に、買って後悔は無いですよ!即買いしても良いレベルであることを保証します!
追記:購入して半年が経ちますがまだまだ現役です!着け心地も悪くなく、毎日愛用しています。
追追記:購入して一年近く経ちますが、全く壊れる気配がありません。耐久性は抜群です。
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